目を瞑ったので、リヒトは焦ったが…
リリーが気持ちよさそうに
寝息を立てて寝ていることを知り、安心する。
アウラがリヒトに心配そうな声を掛けた。
「大丈夫ッ!?リリーちゃんッ!?」
「あぁ…。ちょっと…保健室に行く…。」
リリーの寝ている様子を見た、
アウラは少しはホッとしたようだが、
まだ心配そうにしている。
「…そう。私が言っておくわ…。」
「…助かる。」
リヒトはリリーの膝裏や背中に腕を
持っていき、抱きかかえる。
すると、案の定…キャーキャーと悲鳴を
あげる女子達。
そんな中…リヒトは遂にキレる。

