「シュテルネン・フォティゾ・リヒト。
 
 あとソッフィアータ・ジオーネ・アウラ、

 テール・イグニース・カルロ。
 
 それから、

 シュテルネン・ゴールド・リリー。


 この4名は、この2時間の間に

 必ず一回は戦闘試合を行うように。

 
 SDM機関代表。

 ドゥンケル・ヴァイ・アーテル氏が、

 戦闘の様子を見たいそうだからな。」


ハッ!?なんだよそれッ!?

リヒトは、バッと観覧席のアーテルを見た。


観覧席にいるアーテルは両手を合わせて

お願いと口パクで言う。


かなりイラッときているリヒトは、

担任の先生に言った。


「あの、それは絶対なんですか?

 ちょっと今日は、俺。

 授業は休もうと思っていたんですが…。」


「体調が優れないのか?」


「まぁ…はい。」


「少しでもいいから、

 やって見せて欲しかったんだが…。

 君の能力は生徒全員のお手本にも

 なるからね。」