授業が始まると、担任教師が話し始めた。

「今日の実技はちょっとしたバトル戦。

 戦闘戦をやることにしました。」


生徒達は、嫌そうな顔をする人や、

嬉しそうな顔をする人と、様々だ。


一方…リヒト達はというと…

めちゃくちゃ嫌そうな顔をしていた。


「…マジで…?ッ…まさか……

 …あいつかッ!?」

そう言いながら、リヒトは観覧席にいる、

アーテルの方を見た。


アーテルは笑みを浮かべて、

リヒト達に向かって手を振っている。


「…やってくれたな…。これはやっぱ、

 授業ボイコットするべきだったか…。」


後悔をしているリヒトのところへまた、

試練が…。