「悪かったね…。」と謝るアーテル。
「それは…ご愁傷様…。
しかし…ルミエールさんは
しっかりしてるね。
いいお姉さんじゃないか。
任務の報告で大体わかるけどね。」
「そのせいで俺は、振り回されて
長時間の説教…。いい迷惑だぞッ!?」
「まあまあ。」と言いながら、
リヒトを宥めると、アーテルは、
言い難そうに言った。
「それで何だが…リヒト君。
ここに来たのは、リヒトくんの能力を
見るためでもあるんだが、
そこでちょっと「却下。」」
リヒトはアーテルの言葉を遮って、
返事を返す。
「拒否するの早いッ。」
「今回、俺は手助けはする気はない。
…以上。じゃあ…。」
片手を挙げて言い、
リヒトはアーテルの前から去ろうとした。

