アーテルの問いかけに、
リヒトはガン無視で聞いて来る。
再度、同じ質問を。
「ドゥンケル氏は何故…此処に?」
先程から変わらない、黒笑で…。
リヒトから、黒い怒りのオーラが
出ている。
「怒っているみたいだね…。」
ハハハと愛想笑いをするアーテル。
「それは、分かったんだな…。」
「いや、オーラで分かるよ。
恐ろしいほどにね…。それで…
私はリヒトに何かしたかな…?」
そう言うとリヒトは、
更に纏うオーラを濃くする。
「覚えがないのか…?」
ギロッと睨んで言った。
リヒトの様子にアーテルは焦る。
考えても、出ないため…。
“遠慮深く”聞いてみることにした。
「えーと。分からないから、
私に教えてもらえると嬉しいな?」

