リヒトが完全無視をしている間も、
リヒトの名前を呼んでいるアーテル。
遂にアーテルは、リヒト達の前に来た。
「リヒト君。久しぶり。数日ぶりだね。
ッて…どうしたのかな。なんか様子が…。」
リヒトは、機嫌悪そうにアーテルの方を見る。
アーテルは冷や汗を流す。
“リヒト君。怒ってないかッ!?”
「お久しぶりです。ドゥンケル代表。
何故此処に?」
黒い笑みを浮かべているリヒトに、
アーテルは〝まずい〟と思う。
アーテルは、何故リヒトが自分に対して
怒っているのか、さっぱり分からない。
「リヒト君。怒ってるよね…?」

