「おい待てよッ!!リヒトッ!!」 と後ろから、カルロの叫び声が聞こえる。 「ほらな?」 リリーの方を笑顔で向いて言った。 「本当だ…。」 目を見開いてリリーは言う。 「さて、授業が始まるのか……。 どうなるかが問題だな。」 眉間にシワを寄せ、悩んでいたリヒトに、 リリーはリヒトの手を握る。 「私、傍に居ますから。」 リリーの言葉に、優しい微笑みを浮かべる。 「ありがとう。」 リリーとリヒトがいい雰囲気で 話をしているときだった…