アウラはリヒトの言葉に同意見らしい…。
そのため、頷くと話し始めた。
「私も初めてあった時、そう思ったわ。
貴方が、私の次に優秀だと知った時は、
確認しに行ったもの。信じられなくて。
今だから言えるわ。ごめんなさいね。」
最後、アウラは謝った。
続いて、またリヒトが口を開く。
「まあ、俺はカルロがテール家の人だと
分かっていたからな。
驚きはしなかったけど…
お前がテール家の跡継ぎと知った時は、
かなり驚いたぞ。」
どっちみち、驚いてるじゃねーかと、
声に出さず、突っ込むカルロだが…
次々に言われて、ガーンという効果音が
付きそうな、暗い雰囲気を醸し出しながら、
頭を抱える。

