リリーはアウラの話に少し苦笑いを浮かべる。
「…そうですか。アウラさんは?」
「私は、何ででしょうね。」
リリーの言葉を聞き、
アウラは考えるポーズをする。
少し経つと…アウラではなく、
リヒトが代わりに答える。
「こいつは、成績優秀。
真面目さんとしても有名だが、
能力者としても結構優秀な奴だからな?
それに、ソッフィアータ家は能力者の
中では知らない人はいないだろ。」
「そうなんですか。」
リリーがそう頷いていると…
先程まで、黙って考えていたアウラが
入ってきた。
「それは、貴方も同じじゃない?
シュテルネン。」

