カルロはそんな二人の反応に

大きな声で訴える。

「2人して、ひでーな!?」


カルロの言葉にアウラは平然と言った。

「風で吹き飛ばしますよ。」

アウラの言葉は…

全く、冗談に聞こえない…。


これには、カルロやリヒト達2人も、

一時固まる。


周りでリヒトの話を聞いている生徒達は、

顔を真っ青にしていた。


そんな冷たく恐ろしい雰囲気の中…。

リリーは勇気を出して先ほどから、

殆どの生徒が…特に女子達が、

何故リヒト達の方を見ているのか

気になっていた為、聞いた。

「あの…なんでこんなに視線が?」