リヒトはあまりに五月蝿いため、
顔を歪めた。
リリーは、アハハ……といった感じに、
苦笑いをする。
カルロは…リヒトに対して
「おぉーッ!リヒトがッ、リヒトが
素で笑ってるッ!?」
とても大きな声で言っている。
その隣りにいたアウラは
かなり機嫌が悪そうしている。
限界に達したのか、次の瞬間ッ。
アウラが大きな声で言い始めた……。
鬼の形相で…。
「あの、迷惑なんです。
私の居ないところでワーワー喚くのは
どうぞご自由に。
ですが、私のいる前では
学園のマナーを守ってください。
学校は騒ぐところじゃありませんよ?」
クラスの教室の空間がシーンと静まる。
騒がしかったのが、一瞬で静かになった。

