「それは、有り難い。

 以外に俺。リヒト君に信用されてるのか…

 初知りだな。」

口角を上げて、アーテルは笑みを浮かべた。


「あぁ。そうだな。

 いろいろと世話をかけた事が

 あったからな。お礼代わり。」


「…じゃあ。貰っとくよ。」

例の塊をちらつかせて言うアーテル。


「おう。ってことで…

 とりあえず行ってくる。始末したら、

 そのままもう家に帰っていいだろ?

 体力の限界だ。」

体を脱力させて言うリヒトに、

「悪い悪い。」とアーテルはリヒトに

近づいてリヒトの肩に手を乗せる。

「あぁ、そうだね。今日は、お疲れ様。

 助かったよ。」


リヒトは、自分の肩に乗ってる

アーテルの手を振り払うと…

眉間にシワを寄せて、アーテルを見た。

「俺は疲れたぞ。全く…。

 リリー疲れてるよな?家に帰るか?

 リリーだけ。」

言い終わると、リリーの方を向く。