リヒトは顔を近づけて、
リリーの唇にキスを落とした。
唇を離すと…リヒトはリリーに声をかける。
「どうだ…?元気は出たか?リリー?」
リリーは目をパチパチさせて、
顔を真っ赤にし、リヒトの胸に顔を埋めて
恥ずかしそうに言った。
「…元気…出ました。…すごくです…///」
「それは、よかった。」
ニコッと笑みを浮かべてリヒトは言った。
「リヒト君は、本当にずるい人です。」
リリーはまだ赤面させた顔を上げて、
リヒトを見つめながらそう言う。
「そうか?俺はリリーに出会って
そういう男になったのかもしれないな。」
リリーの頭を撫でて、そう言ったリヒト。
…のところへ……。
あの…例の……“鬼婆”が…登場した。

