―精霊の祖の恋物語― 後編





精霊のつくった竜巻を、潰して通過し、

そのまま地面に衝突したため、

轟音と共に、地響きを起こした。

そして、暴風を巻き起こし…さらに建物が、

破損していく。


「…もう、そろそろいいか?ごめん……。

 俺には止めることしか出来ないんだ。」

すごく悲しそうな目で歯を食いしばりながら、

リヒトは精霊を見た。


精霊は、ギャーギャーと叫び続けている。


その後、手を前に突き出すと…


最初の時より、数段強い風を起こして、

精霊に放った。


精霊は抗い、攻撃を防ごうとしたが、

リヒトの精霊力が勝り、

精霊に攻撃が当たった。