リヒトは片手を上げ、合図をする。


「さて…どうするか…。」

目の間にある竜巻をどうするか、考える。


竜巻を左右から削り取るべきか…?

いや、竜巻を上から押し潰すか…?


そう決めるとリヒトは、片手を上げる。

その途端ッ、ドゴゴーンッという、

衝撃音を上げながら……竜巻の更に上に、

何か大きな平たい物体があり、

竜巻を潰そうとしていた。


リヒトが手を下に下げると、

その物体は竜巻を潰しながら、

勢いよく落下していく。


リヒトは今度は、精霊のつくった

竜巻よりも大きい、竜巻を起こし、

その大きく平たい物体のさらに上から、

追加で攻撃すると……。