―精霊の祖の恋物語― 後編





その間に精霊は、完全にリヒト達の

存在を捉えて攻撃を仕掛けようとする。


アウラは、

「バカッ!!何突っ立ってんのッ!?」

カルロも、

「精霊の攻撃受けたら、

 一溜まりもないぞッ!?」

と、リヒト達に叫ぶ。


やっと、リヒトは口を開いたが…

アーテルに対しての言葉だった。


「アーテル。

 ビルとか気にしてやるべきか?」


アーテルは考えるため腕を組む。

そしてリヒトの発言に対して返事をする。

「あー。まあ、そうだね。

 あまりど派手に暴れないで欲しいかな。」

リヒトはコクンと頷いた。

「…分かった。」


アウラ達は、アーテルに口出しする。

「なんで止めないんですかッ!?

 代表ッ!?」


「あのバカッ…を俺の親友リヒトを

 止めてくれッ!!代表ッ!!」