風の精霊が、 ビルを突き破ったのだ…
今、リヒト達の前方の離れた所に現れる。
「くそッ、なんでこんな時にッ…。
カルロッ!ソッフィアータッ!
リリーもッ、下がってろッ!!」
いきなり現れた精霊に目を向けながら、
その場にいたみんなに声を掛ける。が……。
「私だって参戦する。
あなた一人で倒せる相手じゃないわ。」
「そうだッ。俺も加戦するぞッ!」
アウラとカルロは
リヒトにそう大きな声で言った。
リリーは、黙ってリヒトを見つめる。
「お前らが、相手できるような
奴らじゃないッ!!」
リヒトはアウラ達を見て、必死に叫ぶ。

