「おい…。嘘だろ…?リヒト。

 代表が言ってること…。

 嘘だよなッ!?」


「貴方…本当なの…?」


2人は、信じられないというような目で

リヒトを見ている。


リヒトは、その2人の言葉に対して

返事をせず、アーテルを睨み、

低い声でアーテルに向かって言う。

「…アーテル。お前…なんで言った?」


アーテルは、リヒトの睨みを受けても

顔色を変えずに理由を話す。

「お前の場合…。

 誰かが言わなければ、

 バレるまでずっと隠し続ける。

 だからだ…。」