その後、リリーは泣き止み、
北東都市に向かって精霊を2体
始末した後……。
中心都市に行き、そこでも2体倒して、
最後に始末する精霊の元へ向かう。
リヒト達が現場につくと…
アーテルが出迎える。
「いやぁー。本当に助かった。
有り難う、リヒト。」
アーテルはとても嬉しそうな顔をして、
お礼を言う。
リヒトにとっては、
かなり苛つく言動でしかない。
その為、怒りを込めて言った。
「はい。でもそのお陰で、
すっかり明るくなってますね。」
リヒトの顔は、まあ…笑みを浮かべていた。
でも……
その笑みは物凄く恐ろしい笑みだった。
そんなリヒトの笑みにアーテルは、
ビビり、固まりながらも謝る。
「本当にすまなかった。
君たちにしか、出来ない事だからね。」