「話を聞いてやるし、

 出来ることはしてやれる。

 さっきだって相談相手になってやるって

 言っただろ?」


「じゃが…

 我は泣くべき権利がない「強がるなッ!!

 それに……泣くべき権利がない。なんて、

 誰が決めたんだ?

 泣きたいときに泣かないなんて

 話があるか?

 我慢せずに泣いて何が悪い?」」

リヒトはリリーの言葉に怒鳴る。


リリーは、リヒトの声に怯えて震えるが、

ギュッとリヒトの服の布を掴む。

「何にも…悪くないの…。」