「ここの精霊の始末は終わりましたから、 中心都市へ向かって下さい。 これは、ドゥンケル代表の伝言です。」 そう言うと、リヒトは今度、 フロストの方を向く。 「フロストさん。 俺達は北東都市へ行きます。 副隊長さんなんですから、 中心都市へ行くべきですよ? もう俺達二人でも大丈夫です。 一緒に行動ありがとうございました。」 リヒトは、言い終わると頭を下げる。 リリーも、「ありがとうございました。」と 一緒に頭を下げて言った。