リヒトはリリーを抱き寄せた。 「なんで、こういう事するかなぁ。 姉貴はッ。 後で怒鳴りに3学年に乗り込むかな…」 「リッリヒト君ッ。」 恐る恐るリリーはリヒトの名前を呼んだ… 「んッ?」 リヒトは、リリーの顔を覗く。 その時には、 リリーの知っている優しい笑みだった。 そして… リリーは安心したのか、 「うぅ…。」と泣き始める。 いきなり泣き出したリリーに 困惑する。 リヒトは悩んだ結果。 最終的に、背中を優しく擦る。 暫くそうしていると… リリーは、泣き止んだ。