リヒトの発言に、リリーは頬を赤くさせた。
「そうか…それは嬉しいの…。
って、違うわいッ!我とリヒトは
元々、そういう話をしてはおらんぞ?
徐々に論点が…
いや、話がずれているではないかッ!?」
リリーはリヒトにツッコミを入れた。
「あー。で、どういう話をしてたんだっけ?
…俺、忘れた。」
「我もすっかり抜けてしもうた。」
2人はポカーンと見つめ合うと……。
リリーとリヒトはフロスト達の方を
ゆっくり振り返る。
そして……
「…じゃあ、次に行くかリリー。」
「…うむ。そうじゃな。」
と頷き合い、
次の場所へ向かおうとするが…

