―精霊の祖の恋物語― 後編





リヒトは、アパートの中に入ると…

隊長さんを探す。


「全く…どこに行ったんだ…。」


リヒトはゆっくりと、中に入っていく。


「…やけに静かだな……。」


隊長さんと声を出しながら、

奥へと進んでいく。



“やっぱりおかしい…。”



リヒトは立ち止まり耳を澄ませる。


何か嫌な予感がしてならない…。



そう感じた……












その瞬間ッ──…。