「リリー。…できるか?」
リヒトはさっきと一変して、
真剣な様子でいきなりそう聞いてきた。
シュニーを倒すのをできるか?と、
聞いているのだろう。とリリーは思う。
リリーはコクンとしっかり頷く。
リヒトはリリーの様子を見て
一瞬、少し辛そうな顔を見せると…
元に戻って、リリーを真剣な目で見て言う。
「…そうか。なら、頑張れ。
でも…あまり無理はするなよ。リリー。」
「頑張るぞッ。我はッ。」
笑顔を見せて、リリーは嬉しそうに言う。
「その調子だ。」
リヒトも笑みを浮かべてそう言い、
アパートの中へと入っていった。
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