リリーが行くと、

例の隊長は口出しをする。

「シュテルネンッ。お前なんてことをッ。

 今すぐ精霊の祖の行動を止めろッ。」


「いえ。俺は止めませんよ?

 もしもの場合は…

 俺が責任を取りますから、

 黙っていてください。隊長さん。」


「絶対にッ、責任取れよッ。」


「だからそう言っているでしょう。

 いつまで、そう言っていれば、

 気が済むんですか?」


リヒトがそう言うと、

隊長はリヒトを一睨みして、

アパートの中へと向かって行った。


きっと、

屋上に行って止めようとするんだろう…。


でもリリーの場合は…。