リリーは突然……
この場をざわつかせることを言った。
「リヒト君。
シュニーを始末するのを
私にやらせてもらえませんか?」
「どうしてだ?」
リリーの言葉に対して、リヒトは聞き返す。
こればかりはリヒトも、
簡単に許すわけにはいかない。
理由を聞かないと判断ができない。
「私がやるべきことなんじゃないかと
思ったからです。
シュニーには、孤独で居続けようとする
私に声を掛けてくれた。
唯一の精霊なんです。
でも…私は、何も言葉を発することを
しませんでした。
…私の勝手かもしれないです。
でもッやっぱり、私がやりたいんです!
リヒト君。お願いします。
私が、シュニーを救いたいんです。」
と深々と頭を下げた。
周りで聞いていた、
能力者は反対を発言する者達ばかり。
その中でリヒトは……。

