―精霊の祖の恋物語― 後編





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しばらくすると…リリーは泣き止んで、

「大丈夫です。リヒト君のお陰です。」と

リヒトに顔を向けて、ニコッと微笑む。


少しでも役に立てて嬉しいとも思うが…

これぐらいしか出来ない自分に

無力さを感じ情けなく、憤りを覚える。


リヒトが自分に対して

こういった思いを抱えていると……。