今まで、精霊を見上げていたリヒトが
話に入ってきた。
「なるほど。それが本心なんですか。
隊長さん?」
リヒトは隊長を見て低い声で言った。
「そうだ。お前を信用出来ない。
精霊の祖と手を組んでいる奴とは。」
隊長は、リヒトを睨んで言う。
「へー。そうですか。なら…
強行突破と行くしかないんですかね?」
リヒトも睨み返してそう言った。
「シュテルネンッ。」
隊長は顔を歪ませて、
シュテルネンの名を言う。
険しい雰囲気が続いていると……。
リリーがボソッと呟いた。
「…シュニー?」と……。
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