―精霊の祖の恋物語― 後編





「どうしてダメなんでしょうか?

 代表に言われて来ているんですよ?

 シュテルネン氏が。」

フロストは、必死に許可を取ろうと説得する。


隊長はフロストから、

リヒトとリリーの方に目を向け、言った。


「まずその少年が、シュテルネン氏とは

 分からないでしょう?

 許可することは出来かねます。」


隊長の言葉にフロストは、大きな声で言った。

「だから、この方はシュテルネン氏です。」


フロストがしつこいと言った様子で、

隊長は言い放った。


「だとしても、通すことはできません。


 精霊の祖と手を組んでいる方を入れて、

 もし…精霊を逃がすなんてことが

 あったりしたら、なりませんからね。」