一方…リリーは落ち着きがない様子だ。
「どうした?」
「あっ。はい。制服というのは
初めて着たのでちょっと…
落ち着かないというかですね…。」
「そうなのか?」
「はい、なかなか紛れ込む勇気もないですし…
それに…私…。」
「…?」
「年齢的にかなりオーバーと言いますか…。
ちょっと…いえ。
かなり入りづらいんですッ!」
リリーは涙目になりながら、
大きな声で言った。
「あー。なるほど。」
コクンと頷いて、リヒトは言う。
「納得されると…なんか…傷つきます。」
リリーはリヒトの反応にガクーンとなり、
ショボーンとなる。

