先程の隊長だった。
「隊長。ちゃんとシュテルネン氏に
紹介してください。
いつも手伝ってくれてますし…。」
チラッとフロストは隊長を見る。
隊長のテラは居づらそうにしている。
暫くすると…ボソッと自分の名前を言う。
「…テラ・ウィルダネス・アルバだ。」
はぁ。とフロストはテラの前で
盛大にため息をつくと、ジト目で言った。
「隊長。しっかりとしてください。
情けないですよ。」
「グッ……。」と、
テラは仕事の後輩、フロストの言葉…
“情けない”という言葉に、
地味にグサッと心に傷を負った。
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