「それならいいですが……。

 でも…中央都市にいたほうが安全ですよ?」


リヒトは、

女の人にそうアドバイスをするが……


「大丈夫ですッ!」

女の人は付いて行く気…満々で、

元気よく言った。


「では……行きましょうか。

 そういえば、リリーはいいか?」

リヒトは、リリーの方を向いて聞くと…


少し不満あり気に…

リリーはコクンと頷いた。

「リヒト君がいいなら…私もいいです。」


「そうか?じゃあ…行くか。」


こうして今度は本当に、

次の暴れている精霊の元へ向かった。