精霊は次々に攻撃を放つ。 分厚い氷の壁をもう一枚、生成した後…。 「じゃあ…。悪いが……。」と リヒトは呟いた。 すると……リヒトの真上に、 先端が鋭く尖った大きな氷の塊が… それを、リヒトは精霊に向かって放つ。 自分のつくった壁を打ち砕いて。 最初の一撃は、精霊に向かっていたが… 精霊が炎で大きい氷を溶かした。 それから、もう一撃。 今度は吹き荒れる猛烈な吹雪を放つ。 その強力な攻撃は精霊に見事あたり、 火の精霊は消えていった。