リヒトの笑みで安心、落ち着いたのか、
リリーは昨日の出来事を話す。
「昨日…リヒト君が寝ているときに、
私…
ルミエールさんに起こされたんです。
それで……あの…。行くことに…。」
リリーは遠慮深く、曖昧に説明する。
…まあその話を聞いて大体予想はつく。
今回の事は全て、
ルミエールが企んだことだと
すぐに分かった。
朝のルミエール達の変な様子に
全て納得がいく。
随分と勝手にやったなと思うリヒト。
で、一番気になるのはリリーの制服姿。
「何となく分かった…。
で、その格好という訳か…。」
今の時期は、
秋に入り始めている頃……

