一時、静かになったが、時間が経ち…
男の人は必死な様子でリヒトに言う。
「馬鹿言うんじゃないッ。
何人相手でも勝てないのに…
君達だけでどうこうできるわけ
無いだろッ!?」
そういった感じで、言い合いをしていると…
「どうしたんだ?」と言いながら、
十数人の能力者達が来た。
女の人はたくさん人がいる中で、
先頭にいる男の人に声をかける。
「あの、隊長。見知らぬ者2名が、
ここにいる精霊を今から始末すると…。」
隊長と言われた男の人は、
その女の人の話を聞くと……
眉間にシワを寄せてリヒトとリリーを見た。
そして…二人の方に向かって、歩み進める。
二人の前に来ると…こう言い放った。
「君達…ここはふざける場所ではないから、
帰りなさい。」

