「まあ、そうだよなぁ。」
アーテルは即…何故か、いじけ始めた。
絶対、わざとだ……。面倒くさい…。
リヒトは深くため息をつくと……
「……出来る限りの事はする。」
リヒトの言葉を聞き、アーテルは今度…
ニコッと悪戯な笑みを浮かべた。
「ありがとうッ。リヒトッ。
流石、私の部下だなッ。」
その後、リヒトの背中に回りこみ、
肩に手を乗せてトントンした。
その行動に対して、イラッとしながらも、
リヒトは冷静に質問をする。
「それで…一番被害が多いのはどこだ?」
「えーとね…。」
デスクに向かい、
ガサガサと書類をあさるアーテル。
ちゃんと整理しとけよッ。と、
ツッコミしたくなるリヒト。

