―精霊の祖の恋物語― 後編





「その時に倒した精霊が、

 唯一、倒せた精霊なんだよ。


 報告を受けた時は驚いた。

 精霊の祖がその精霊を倒したと

 報告を受けてね。


 そして…その精霊の祖と

 一緒に来た人物がいるということを

 聞いて、更に驚いたよ。

 
 それが君だったという事にもね。」


「そうですか。

 …それで、その話をして俺達に

 何をさせる気で?」


リヒトは、嫌な予感がしてならなかった。

例えば…。