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シオン達が出て行ったのを確認すると…

アーテルは真剣な顔で話し始めた。


「それで、今回呼んだのは…勿論。

 精霊の祖が危害を加えないような

 精霊だと確認するためでもあり、

 知らせもある。


 リリーさん。この前は、

 私の部下が無礼な発言をしたそうで、

 すみません。

 そして、私も先程は申し訳ありません。


 色々と確認したい事があったので…

 このようなことに巻き込んでしまい、

 申し訳ありませんでした。」


アーテルは頭を下げて謝る。


それを急いでリリーはやめるよう

声をかけた。

「いえッ。顔をお上げください。」


アーテルは「そうですか…?」と、

しぶしぶ顔を上げた。


そして…先程の話の続きをする。