リヒトは困った顔をして、

「はぁ。」とため息をつくと席に着く。


「すいません。続けてください。」

と爽やかなつくり笑顔で言うと…


クラスの女子がキャーキャー言い出した。


金髪のリヒト様も素敵ッ!!とか


銀色の目もいいわっ!!とか


次々に言っている。…言いたい放題だ。



超うるさいッとリヒトは思った。



そんな中で、

またリリーの自己紹介が始まった。


「今日から

 この学園で学ぶことになりました。


 私の名前は、

 シュテルネン・ゴールド・リリーと

 言います。


 よろしくお願いします。」


ペコッと頭を下げた。



自己紹介が終わると、クラスの人たちは

疑問を浮かべ始めた。