そう淡々と思いながら ベットの下に落ちている下着を 付ける。 まだ、相手はぐっすり眠っている。 紺色の花柄ワンピースに腕を通し 濃茶色の胸まである髪の毛を一つ結びにまとめる コートを羽織り 寝ている相手をもう一度見る 「おやすみなさい。」 小さくつぶやく。 テーブルに、置いてある封筒をカバンに入れ部屋を出る。 なぜ、こんな事をあたしがしているのか それは……