俺らの飼い主様

「ねぇそこの女の子ー」

「はい。っ///」

その隙に逃げようとしたけど足がすくんで逃げれないウサギさん。

「あのさ聞きたいんだけど俺のウサギみてない?」

「この子ですか?」と僕に指差す女の子。

「うん。こんなとこにいたんだ。ごめんね。この子は俺のなんだ。」

(いや、お前のにもなった覚えないけど、あわせておこ。)とその声の主の元へ行き見上げると、鈴の顔があった。

「良かったですね。見つかって」と若干残念そうに言う女の子。

「もう日が沈んだから気を付けて帰るんだよ」と微笑んで女の子に手をふる鈴。

(また、ファンが増えたな)