蓮斗side
今日来た転校生はあいつだと思う。
でも、前あったときは…いや、そこまで見えなかったけど女の子のはずだった。
髪が腰辺りまであった気がしたんだが。風に揺れるその髪が綺麗で見惚れていたから。
俺を隣を通りすぎるときに香ったあの時の暖かい香り。
無意識に鼻をクンクン動かしていた。
会えた。その気持ちと同時に不安にもなった。
俺とあの時の豹が同一人物であることが知れたらと。
夜になって俺はとりあえずウロウロしていた。
もしかしたら会えるのではないかという期待がなかったと言えば嘘になる。
ただ、足が前にあった場所へと向かっていた。
「ふぅ~疲れた~どうしようかな?帰ろうかなぁ」と言う声が聞こえた。
間違えない。この声はあいつだ。
近づいた。
でも、近づいてどうしようと思ったんだろう。
近づいたのはいいが、威嚇するしかなかった。
おかしいよな。自分で近づいといて威嚇とか…でも、自分自身を守る術を俺は知らない。
そうしたら、あいつは思いもしないことを口にした。
そう、俺の名前を。
今日来た転校生はあいつだと思う。
でも、前あったときは…いや、そこまで見えなかったけど女の子のはずだった。
髪が腰辺りまであった気がしたんだが。風に揺れるその髪が綺麗で見惚れていたから。
俺を隣を通りすぎるときに香ったあの時の暖かい香り。
無意識に鼻をクンクン動かしていた。
会えた。その気持ちと同時に不安にもなった。
俺とあの時の豹が同一人物であることが知れたらと。
夜になって俺はとりあえずウロウロしていた。
もしかしたら会えるのではないかという期待がなかったと言えば嘘になる。
ただ、足が前にあった場所へと向かっていた。
「ふぅ~疲れた~どうしようかな?帰ろうかなぁ」と言う声が聞こえた。
間違えない。この声はあいつだ。
近づいた。
でも、近づいてどうしようと思ったんだろう。
近づいたのはいいが、威嚇するしかなかった。
おかしいよな。自分で近づいといて威嚇とか…でも、自分自身を守る術を俺は知らない。
そうしたら、あいつは思いもしないことを口にした。
そう、俺の名前を。


