透明少女

千壱…私の父親、に与えられた家へと私は走って帰って来た

荒々しくドアを開けると、驚いた顔をした透花がいた


「凛…どうした、の…?」


透花を見た瞬間に、体の力が一気に抜けて、ひどく安心感を覚えた


「…凛…?」

「っ…さっき…」


不思議そうな顔をしている透花に1番伝えたくて伝えたくない言葉を告げる


「…透花のお父さん、が…っ、透花の…透花のこと探してる…!!」


透花は一瞬だけ眉をピクリと動かした

そして、全部分かっていたかの様に目を閉じた


「…大丈夫………凛は私が守るよ」


なんで…透花を私が守らなきゃいけないはずなのに

なんで、透花が私を守ろうとするの?





『透花、私は透花のこと全然分かってなかった』

『ごめんなさい』

『透花はいつも、私の傍で私を守ってくれていたというのに』