透明少女

扉、床、飾ってある花まで青い

コツコツとかかとで音を鳴らしながら青に入っていく


“「いらっしゃいませ」”


入ってすぐの正面にある青いスピーカーからくぐもって聞こえてくる機械音


“「本日は、どのようなご用で」”

「コウに会いに来た…」


その機械は私の声を認識してピッピッと音を鳴らす


“「失礼ですが貴方様のお名前は」”

「…透明な花」


透明な花、コウがふざけて付けた私が青に協力するときだけに使う名、そのまんまでセンスがなさ過ぎるけど私は名前なんてどうでもいい


“「透明な花、様ですね、少々お待ち下さい」”

“「コウ様、を呼びだしました、しばらくお待ちを」”