透明少女

透花にひらひらと手を振り教室を出た

集まる視線なんてもう気にもしない

透花に会えた
たったそれだけの事で俺の心は踊り、風景に色がつき始めた

桂木 凛、透花の守りたい対象
透花が桂木 凛の命を守るには透花も命をかけなければならない

ならば、俺は透花を守る為に命をかけよう

全てを透明なあの子に託そう

それで、死んだって構わない


「その為にはそれなりに動かないと駄目だね」


入学式なんて、出ている場合じゃない


「ちょっくら、やりますか」


鞄を放り投げ、俺は静かに動き出した




『透花、君の為だけに俺は動こう』

『君の光を俺も守ろう』