『俺が思い出させてやる』
一条から言われた次の日。
咲夜はいつものように教室に入ると
「咲夜おはよう!」
「…。」
一条が来ていた。
咲夜は無視し、席に座った。
「なぁ、お前の好きな食べ物は?」
「…ウザい。」
「好きな食べ物は?」
しつこく聞いてきた。
咲夜は面倒くさくなり諦めて答えた。
「…オムライス。」
「へぇー…何か意外だな。」
「意外ってなによ。」
「子供って感じ。」
咲夜は少しイラッとした。
(一条に言われたくない。)
「なら、今度俺がうまいの作ってやるよ!」
「…料理できるの?」
「俺、けっこー得意!」
一条は自慢げに笑って言った。
「…意外。」
咲夜は一条を見て少し笑った。
「あ、笑ったところ初めて見た。」
「…。」
また、無表情に戻った。
「笑ったほうがかわいいよ!」
「は?かわいくないし。」
「もったいないな〜。」

