私はある日見つけました。

 手の届きそうなほど近くにあるはずなのに

 届きそうのないそこできらきら輝いている星を。

 無数ある中でその星が1番私には輝いて見えて。

 空を見上げてはその星を見つけて。

 ただただ見つめる。

 届けたい言葉がたくさんあって

 届いてほしい思いがすでに溢れていて

 それでも星と私はかわらない距離を保って位置する。

 ねえ、星さん。

 私は何もできないけれど見守ることは

 あなたのちょっとした支えになるでしょうか。

 いつかあなたにも私が見える日が来るでしょうか。

 
 もしこなくても私の前から消えないでほしい。

 ずっとずっと輝いていてほしい。

 そしたらきっと私は笑えるから。

 あなたがきらきらしているだけで


 私は幸せだから。