『協力してね』
そういうと、優しく触れるだけのキス
離れると、噛み付くようなキスに変わり
久しぶりに私の肌に触れる拓海の手
熱い…
拓海に触れられただけで
こんなに身体が熱くなるんだ
愛する人に抱かれる喜びを
久しぶりに感じた
『…拓海…、愛、してる』
俺も、愛してる
拓海は何度もキスをしてくれ
何度も愛を口にしてくれた
幸せ…
あっ、
真紀さんに連絡するの忘れてた
「佳奈?何考えてるの?」
「余裕だね、佳奈は…。なら加減は必要ないんだね」
『あ、ううん、ち、ちが….んっ』
さっきより押しが強くなり
我慢していた声が漏れる
ニヤリと口元を緩める拓海
ごめん、
言いたいけど、言わせてくれない
だから
ごめん、と愛してる、を込めて
拓海にキスをした

