うとうとする華ちゃん
華ちゃんと一緒に私も寝てしまった
いつ誠さんが帰ったのかわからず
ベッドの沈みに気がつき目を覚ました
「ごめん、起こしちゃった?」
『ううん、大丈夫…』
そう言って拓海に抱きつく
「…どうした?」
最近、抱きつくなんてしてないから
拓海は驚きながらも
私を抱きしめてくれる
緊張する、
けど、私は限界だ
『拓海?』
「んー?」
『…しよ』
…、
『だめ?』
…
「……いいの?」
『…うん、したいの』
「…あんまり優しくできないかも」
知ってる
だって、私が妊娠してから
ずっとしてないもん
「…華、起きちゃうかな?」
『あー…場所…変える?』
「…ソファ?客間?」
『んー、けど、なんか嫌かも』
「なら、佳奈が声を我慢したらいい」
なんてニヤニヤしながら言う拓海